WBC初戦となる台湾戦(6日、東京ドーム)に合わせて、影武者が帰国した。侍ジャパンのドジャース山本由伸(27)をマネる「ちょいまねJAPAN」山本申伸(もうしのぶ)を名乗る芸人いでけん(41)がドジャースのキャンプ地アリゾナで“本家”のエキスを注入してきた。WBC開幕とともに日本中が連覇モードに突入するが「応援するファンをオレが熱烈応援する」と語った。
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「いでけん」は昨年6月に渡米してロスで“本家”に初対面した。そのときに練習球を直接投げられナイスキャッチ。「目をみつめて投げ入れてもらいました」と大感動。2月12日から約10日間、キャンプ地のアリゾナに滞在。本人にサインをもらおうと画策したが「由伸さんは子どもへのサインが最優先なので、邪魔はしないように心がけます」とサインはかなわなかった。だが、練習中に視線が合って「なんと手を振ってくれたんです」と“本家”からのエキスを注入されて大喜びしていた。
今は“本家”の練習を遠くから観察している状況。筋力トレーニングに頼らず、やり投げ器具(フレーチャ)で投球するジャベリックスローが有名で、右肩を痛めているいでけんは実際の投球はできないがフレーチャを購入。体の力を指先に伝えるトレーナー矢田修氏との練習を間近で見て「収穫がたくさんあった。三点倒立はできるようになった。体は硬いけどブリッジできるようになりきる。WBCのパブリックビューイングで披露したい」と新たな目標を設定した。
いでけんはモノマネのイベントなどで全国を飛び回り、モノマネ芸人として、認知されるようになってきた。今回もアリゾナのキャンプ地で大谷のモノマネ芸人の井手口佳暉(よしき)とコンビを組んで視察。ユニホーム姿で立っているだけで現地ファンから声をかけられ「ご飯をおごってもらったり、ホテルまで徒歩で40分ぐらいかかるのが車に乗せてもらったり」とかわいがってもらったという。
ムーキー・ベッツから「よく似てるな、ニセモノ」と親しげに声掛けをしてもらったと喜んだ。さらにロバーツ監督からグータッチもしてもらったという。ドジャースの中心選手や監督、さらには熱心地元ファンからも“お墨付き”をもらった。WBC初戦となる6日の台湾戦には東京ドームに駆けつける。試合観戦はできないが、応援する多くのファンに気合を注入するために米国仕込みのモノマネを披露する。【寺沢卓】
◆いでけん 本名・井出健介。1984年(昭59)7月20日、埼玉県生まれ。175センチ、68キロ。3年前は50キロ台だったが、山本の体形に寄せて肉体改造。中学から野球部で右投げ右打ちの投手。強豪春日部共栄高では夏の県予選4強。千葉県大学リーグ・東京情報大学では防御率2位の制球力に優れた投手だった。右肩の故障で現在は草野球チームで外野手。モノマネは、サッカー日本代表のバーミンガムFW古橋亨梧も。
■3年ぶり集結、メンバーは11人
3年ぶりのちょいまねメンバーは11人が集結。全然似ていないヌートバーで愛きょうをふりまいたクロワッサン。は、今回は井端監督。23年WBC準決勝メキシコ戦で快走をみせた周東には、芸人からユーチューバーに転身したパパッチが再び担当、3年で15キロ増量したこともあり「周豚」(しゅうとん)を名乗っている。「ピークゆくた!」は捕手の甲斐が選出されなかったことで、大谷の家族で愛犬デコピンに。日本代表でコーチ役で参加するダルビッシュには、コダマペンギンのコダマが名乗りを上げている。

