共産党の山添拓参院議員は17日の参院予算委員会で、自民党に対し、米国へイラン攻撃をめぐる事態の沈静化を求めたのかと何度も問いかける一幕があった。
山添氏が「総理がイランを批難する一方で、米国とイスラエルは批難していません。そしてトランプ大統領に攻撃の中止も求めていません。総理、これはなぜなんでしょうか」と投げかけると、高市首相は「トランプ大統領とはこれからお会いをいたします。以上です」と返答した。
山添氏が続けて「首脳会談で攻撃の中止を求めるということですか?」と聞くと、高市首相は「答えは差し控えます。ただ、イランがですね、周辺諸国を攻撃していることについては、懸念を表明しています」と語った。
山添氏は「そうなんです。イランに対しては批難されている。ところが、アメリカに対しては批難をしていません。それはなぜかと伺っているんです」と切り返した。高市首相は「これまでアメリカ政府側から今回の攻撃について発信された内容がいくつかございますけど、これによってただちに国際法上の評価ができないからでございます」と語った。
山添氏が「イランに対しては批難されてますね。イランの事情を十分に承知されているか分かりませんけど、イランに対しては批難するのに、アメリカには攻撃の中止を求めていない」と語り、茂木敏充外相にも投げかけた。
さらに山添氏は「他の国には求めた際には報道発表に出されているんですね。事態の沈静化を求めると。しかし日米間のものにはその言葉が入ってません。総理、首脳会談でアメリカに対して攻撃をやめろと求めるべきだと思います」と追及。高市首相は「既にトランプ大統領が出席されたG7首脳会合におきまして、早期の事態沈静化について日本側から発言しております」と返答した。
山添氏が「G7でアメリカに対して、沈静化せよと求めましたか?」とさらにかぶせると、高市首相は「それは他国も含めて、一国を名指しして、そういうことを求めたわけじゃないですよ。だけど、早期に事態沈静化させなきゃいけないということを申し上げております。そして他国も同様でございます」と語った。
山添氏が「ほかならぬ日本政府自身がイランに対しては沈静化を求めてるんですね、名指しで。イスラエルに対してもそうです。アメリカに対してだけ、その言葉をお使いにってません。首脳会談に仮に行かれるなら、アメリカに対してはっきりものを言うべきと指摘したいと思います」と語ると、高市首相はその瞬間、笑みを浮かべた。

