ジャーナリスト石原伸晃氏(68)が20日、横浜で取材に応じ、高市早苗首相とドナルド・トランプ大統領の日米首脳会談について「大成功だった」と評価した。「大成功というのはね。トランプ大統領の高市さんを見る目は愛情にあふれていた。また、高市さんの振る舞いもうまかったと思います」と評した。
高市首相がホワイトハウスに到着した際、出迎えて握手を求めたトランプ大統領の胸に飛び込んでハグを交わし、約5カ月ぶりの再会に笑顔を見せたことが印象的だった。
「最初の第一声の時は、すごく緊張をしていました。でも、やっぱり高市さんは話がうまい。話す時にトランプ大統領の目を見たり、『ドナルド』って呼んだり。それに対するトランプ大統領のまなざしはすごく優しかった。自分の娘を見るような。これはやっぱりなかなかないことだと思いますよ」。
トランプ大統領の“人の好み”にも触れた。「高市さんが安倍総理の後継者であるということと、トランプ大統領っていうのは強いリーダーが好きなんですよ。そしてタカ派のリーダーが好きなんです。そして選挙で圧勝した。『自分が応援した』ということもトランプ大統領自ら言ってましたよね」。
実は石原氏は会談前には懸念を抱いていたという。「テレビに出ていて『どう思われますか』と聞かれて、ともかくしのいでくれと。しのいで『できる限りのことはやります』と。何をやるかも(具体的には)何にも言わないでね。できることが法律の制約で少ないですから。米国は日本のことを中国と対峙(たいじ)する時の最前線としてとらえているから大切にした。そういうふうに思いました」と続けた。
トランプ大統領は会談の中で「日本はNATOと違う」と発言した。中東ホルムズ海峡の航行安全確保のさらなる貢献に、北大西洋条約機構(NATO)が非協力的だとする一方で日本を評価した格好だ。「NATOっていうのは国の数が多い。だからそこは日本とは大きく違うし、やっぱり彼らはアライアンス(提携)をNATOという大きな枠組みで組んでるから、ここの国々は思い切ったことが言える。でも日本は丸裸なんですよ。中国は何をするか分からない。ロシアも何をするか分からない。北朝鮮も何をするか分からない。この3カ国は原爆を持っている。アメリカの原子力政策に頼らざるを得ない日本の立場というものがありますから、あんなふうに冷たく、トランプ大統領に『我々は協力しません』ということは言えないんですよ。そこはしっかりと抑えた上で、できない約束や無理な約束をさせられないように、ともかくしのいでやってくれと、寝る前は祈るような気持ちでした。朝起きて見たら予想以上にうまくいったと思います。日本が置かれている立場は、地政学的にも非常に不安定な場所にいる。そして米国としか同盟関係がない。そこですよね。ポイントは」と解説した。
100点満点で評価すると「120点です」と高評価。「ともかくしのいで、70点、80点を取ってくれればいいなと思っていましたので今回はよくできてたと思います」と続けた。【松本久】

