こんにちは。今週は、矢作厩舎の3歳牡馬アメリカンステージについてお話ししたいと思います。

ドバイのスプリントレースに挑戦する事が報道されたのですが、出走予定なのはマハブアルシマール(G3、ダート1200メートル、3月1日=メイダン)というレースです。古馬との混合戦で、過去にはアメリカンステージと同じ3歳でディオスコリダーが挑戦しました。去年までこの日はスーパーサタデーと呼ばれ、ドバイワールドカップデーの前哨戦として世界的に有名なレースがいくつも行われていましたが、今年はドバイレーシングクラブが番組の大編成を行った事で大きく様相が変わりました。

もちろん、今年もドバイワールドカップデーへ向けて最後の大事な前哨戦として行われることは変わりません。中でも知名度が高いジェベルハッタは2012年から国際G1になり、以前にはウオッカも挑戦しましたが、今年は1月24日に移行され、香港の最強馬ロマンチックウォリアーが勝利し、そこからサウジカップへ挑戦します。

このように、スーパーサタデーを解体し大きいレースを分散したのは、中東競馬が近年すごく盛んになってることが大きな要因だと考えられます。11月中旬にバーレーン、1月中旬にドバイ、2月はカタールとサウジアラビアと、高額賞金レースが冬の時期に中東で順々に開催されることとなり、オフシーズンのヨーロッパ勢にとっても新たなレース選択肢が増えました。また、中東はアジア勢にとっても、ヨーロッパ勢にとっても、南米勢にとってもちょうど良い立地であること、そして、米国勢にとって魅力的なダートレースがあるなどの理由から、中東が世界の競馬の中心的役割を果たして行くことになるかもしれません。私個人としては、次はオマーンあたりが進出してくる予感がしています。皆さまもぜひ注目して下さい。(レースホースコーディネーター)

昨年12月の中京2歳Sで3連勝を飾ったアメリカンステージ(右)
昨年12月の中京2歳Sで3連勝を飾ったアメリカンステージ(右)
ドバイのメイダン競馬場のスタンド
ドバイのメイダン競馬場のスタンド