米国3冠戦線は今週末の現地16日(土曜)に2冠目のG1プリークネスS(ダート1900メートル、ローレルパーク)を迎えます。
プリークネスSは東部メリーランド州のボルティモアのピムリコ競馬場を舞台に行われていましたが、今年は同競馬場の改修工事に伴って、同州のローレルパーク競馬場にコースを替えて開催。ダート1900メートル戦は変わりませんが、発走してすぐに最初のコーナーを迎えるためフルゲートは14頭に制限されます。
現地2日(土曜)に行われたG1ケンタッキーダービー(ダート2000メートル)を差し切って、この世代の主役に躍り出たゴールデンテンポ(牡3、父カーリン)は、ここを回避。2冠目は敗者復活戦の趣き。ケンタッキーダービー当日に行われたG2パットデイマイルS(ダート1600メートル)を1分33秒87のレースレコードで快勝、デビューから負け知らずの3連勝を飾り、人気が予想されたクルードヴェロシティ(牡3、父ボウリアム)は目標を6月のG1ウディスティーヴンスSに切り替えてここを回避。人気は分散されて混戦を予感させています。
アイアンオナー(牡3、父ナイキスト)は3戦2勝。G2ウッドメモリアルS7着から巻き返しを図ります。インクレディヴォルト(牡3、父ボルトドーロ)は6戦3勝。ケンタッキーダービーは直線追い上げて6着でした。気性の難しさで知られるボルトドーロの産駒で、はまると桁違いの脚を使います。タージマハル(牡3、父ナイキスト)は2月のデビュー以来、ローレルパーク競馬場で3連勝中。ホームコースでの開催は追い風です。チップホンチョ(牡3、父コネクト)は6戦2勝、2着2回。ケンタッキーダービー馬のゴールデンテンポがステップにした前走のG2ルイジアナダービーは5着でした。オシェリ(牡3、父コネクト)は7戦0勝、未勝利で挑んだケンタッキーダービーで3着に健闘。自己条件に戻って、勝ちを拾う選択肢もありましたが、相手を見回して出走を決めたようです。ナポレオンソロ(牡3、父リアムズマップ)は4戦2勝。2歳時は2戦目にG1シャンペンSに優勝、脚光を浴びましたが、今年は2戦してともに5着と足踏みを続けています。ロブスタ(牡3、父アクセラレイト)はケンタッキーダービーが14着。カルメットファームの期待馬ですが、本格化はまだ先のようです。ケンタッキーダービーの発走前輪乗りで立ち上がって転倒、発走を除外されたグレートホワイト(セン3、父ヴォラタイル)は仕切り直しての参戦となります。
〈G1プリークネスS〉
枠番(馬番)馬名 騎手 調教師 オッズ 印
1(1)タージマハル S・ラッセル B・ラッセル 6・0倍 ◎
2(2)オシェリ T・ガファリオン D・ベックマン 7・0倍 ▲
3(3)クラッパー J・アルバラード D・ヴォンへメル 31・0倍
4(4)ロブスタ R・ベハラーノ D・オニール 31・0倍
5(5)トーキン I・オルティスJr. D・ガーガン21・0倍
6(6)チップホンチョ J・オルティス S・アスムッセン 6・0倍 〇
7(7)ザヘルウィーディド L・サエス T・フィンチャー 16・0倍
8(8)ブルバイザホーンズ M・ハズバンズ S・ジョセフJr. 31・0倍
9(9)アイアンオナー F・プラ C・ブラウン 5・5倍 △
10(10)ナポレオンソロ P・ロペス c・サマーズ 9・0倍 △
11(11)コロナドーロ J・ヴェラスケス D・スチュワート 31・0倍
12(12)インクレディボルト J・トーレス R・モット 6・0倍 ☆
13(13)グレートホワイト L・アシャール J・エニス 16・0倍 △
14(14)プリティボーイミア R・サンタナJr. J・エングルハート 16・0倍
(ターフライター奥野庸介)
※レース結果等は2026年5月14日現在



