【1】06年・単勝110円＝優勝馬ディープインパクト

単勝1・1倍のディープインパクトが圧勝し、G1・5勝目を飾った。阪神競馬場は改修工事のため11年ぶりに京都で開催。降雨でやや重の馬場の中、道中は後方から2番手で待機。3コーナーの坂からスピードに乗って徐々に進出していくと、直線は外から豪快な末脚を発揮した。2着のナリタセンチュリーを4馬身突き放し、武豊騎手は歴代最多の宝塚記念4勝目を飾った。単勝は110円で、歴代最少タイの低配当となった。

2006年月6月25日・宝塚記念、直線で勝利を確信したディープインパクトの武豊騎手はゴーグルを飛ばしガッツポーズ

【2】99年・馬連200円＝優勝馬グラスワンダー

1番人気はダービー馬スペシャルウィークだったが、勝ったのは的場均騎手が乗ったグラスワンダーだった。中団追走から徐々にポジションを上げて直線へ。先に先頭に立ったスペシャルウィークをあっさりかわし、3馬身差で快勝。G1・3勝目を手にした。2番人気と1番人気の決着で、馬連は200円という低配当だった。

1999年7月11日・宝塚記念を制したグラスワンダー（左）、2着スペシャルウィーク

【3】09年・3連複720円＝優勝馬ドリームジャーニー

2番人気のドリームジャーニーが、約2年半ぶりのG1タイトルを手にした。池添騎手を背に後方追走からラストで豪脚を繰り出すと、1馬身4分の3差で快勝。2着が3番人気のサクラメガワンダー、3着が1番人気のダービー馬ディープスカイと、上位人気3頭で決着。3連複は720円だった。

2009年6月28日、宝塚記念1着ドリームジャーニー（左）、2着サクラメガワンダー（中央）、3着ディープスカイ（右）