<1>22年・単勝1万6340円=優勝馬ボンボヤージ

北九州記念1着のボンボヤージ(2022年8月21日撮影)
北九州記念1着のボンボヤージ(2022年8月21日撮影)

記憶に新しい昨年が、レース史上に残る大波乱だった。川須騎手が乗った18頭立て16番人気のボンボヤージが勝利した。道中は中団のラチ沿いを追走。直線で抜け出して、1馬身4分の1差で重賞初制覇を果たした。単勝は1万6430円という高配当で、北九州記念の式別最高払戻金額となった。

ちなみに、2着は3番人気タイセイビジョン、3着は1番人気のナムラクレアで、馬連4万6190円も式別最高払戻金額。馬単は11万3390円、3連単は49万3580円だった。


<2>14年・3連単395万3810円=優勝馬リトルゲルダ

北九州記念を制したリトルゲルダ(2014年8月24日撮影)
北九州記念を制したリトルゲルダ(2014年8月24日撮影)

8番人気のリトルゲルダが接戦を制した。好位追走から直線でひと伸びし、ゴール前でメイショウイザヨイを鼻差かわして重賞初勝利。鞍上の丸田騎手は4年ぶり2回目のJRA重賞Vとなった。

2着イザヨイは13番人気。3着にはブービー17番人気のカイシュウコロンボが入り、3連複は73万7120円、3連単は395万3810円のびっくり配当となった。ともに北九州記念の式別最高払戻金額。

なお、リトルゲルダは続くセントウルSも勝利し、この年のサマースプリントチャンピオンに輝いた。


<3>07年・馬単11万5940円=優勝馬キョウワロアリング

北九州記念1着キョウワロアリング(2007年8月12日撮影)
北九州記念1着キョウワロアリング(2007年8月12日撮影)

準オープンから格上挑戦した11番人気キョウワロアリングが差し切った。ハイペースを中団の後方で追走。ラストは外から豪快な伸びを見せ、首差で重賞初Vを決めた。鞍上の角田晃一騎手は前年も11番人気のコスモフォーチュンで勝利しており、2年続けて波乱を演出した。

2着には6番人気のアルーリングボイスが入り、馬単11万5940円は今も北九州記念の式別最高払戻金額となっている。

3着は10番人気のワイキューブで、3連複16万5710円、3連単157万690円も高配当だった。