<1>マヴォロンテ(京都6R・12時55分発走)

今開催の京都競馬で3歳上1勝クラスのダート戦は計9鞍行われ、勝ち馬9頭はすべて3歳馬だった。その9頭の脚質を見ると、4角2番手以内が【6・2・1・7】で連対率は50%。3歳の先行馬を買いたい。

3歳馬8頭の中ではマヴォロンテが有力だ。前走は開幕週の京都で4角先頭から0秒2差の2着と好走した。一時期は成績が振るわなかったが、休養で立て直しに成功した印象。中1週で上積み十分の今回はクラス突破がかないそうだ。


<2>サンティーテソーロ(新潟11R北陸S・15時25分発走)

サンティーテソーロ(2023年7月9日撮影)
サンティーテソーロ(2023年7月9日撮影)

芝1200メートルで行われた過去3年は、牝馬が【1・3・2・26】で複勝率18・8%。出走全馬の7割近くを占めるということもあるが、牝馬の相性がいい。その牝馬を中2~5週のレース間隔に限定すると【1・2・2・12】。複勝率は29・4%に上昇する。

中5週で出走するサンティーテソーロを狙う。昨年の阪神JFでもハナを切った快速牝馬。昇級初戦の前走で0秒3差の3着とめどを立てた。徹底した逃げ戦法でフルゲートの激戦を制する。


<3>ダノンタッチダウン(東京11R富士S・15時45分発走)

10月18日、坂路で追い切るダノンタッチダウン
10月18日、坂路で追い切るダノンタッチダウン

20年以降、過去3回の富士Sでは3歳馬が【2・1・2・7】の好成績。毎年、馬券圏内に入り、現在は2連勝中だ。G3時代の16~19年は12頭が出走して1度も3着以内がなかっただけに、G2に昇格してから傾向が変わりつつある。

今年唯一の3歳馬ダノンタッチダウンが古馬を撃破する。春のG1・2戦(皐月賞18着、NHKマイルC4着)は得意ではない道悪ということもあり、結果を出すことができなかった。良馬場ならパフォーマンスアップが期待できるはずで、朝日杯FS2着の能力を発揮する。


【先週土曜の結果】

<1>ルージュスティリア

東京11R府中牝馬S 7着(5番人気)

<2>ジューンオレンジ

東京10R白秋S 1着(2番人気)

<3>マチカゼ

京都9R 5着(2番人気)

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