<1>グラングスト(阪神7R・13時25分発走)

グラングスト(2023年撮影)
グラングスト(2023年撮影)

今年の阪神ダート1800メートルから傾向を探る。騎手ではムルザバエフ騎手が【4・5・1・12】で、勝利数は5勝の松山騎手に次いで2位。連対数9回は、7回の松山騎手を上回る。

種牡馬ではドゥラメンテ産駒が【1・3・2・4】で連対率40%、複勝率60%という高率だ。

ムルザバエフ騎手が騎乗するドゥラメンテ産駒のグラングストを狙いたい。3カ月ぶりの前走は3番人気で9着。初めての1400メートルが影響したか。今回は過去4連対の1800メートル。久々をたたいた上積みに加え、得意距離での変身を期待したい。


<2>トールキン(福島10R花見山特別・14時50分発走)

トールキン(2023年撮影)
トールキン(2023年撮影)

20年以降、福島芝1200メートルでは195レースが行われ、関東馬が113勝、関西馬が82勝と勝利数では関東馬が優勢だ。しかし、関西馬は勝率10・4%、連対率19・3%、複勝率26・1%のすべてで関東馬を上回る。

また、調教師では栗東の西園正師が6勝を挙げ、美浦の奥平師、手塚師とトップで並ぶ。

種牡馬ではダイワメジャー産駒が8勝で、12勝のロードカナロア、11勝のビッグアーサーに次ぐ勝利数を挙げている。

栗東・西園正師の管理するダイワメジャー産駒トールキンを狙う。前走の中山では0秒3差の5着。福島コースは初めてとなるが、同じ平たん小回りの小倉で2勝、2着2回と好走しており、見直す一手だ。


<3>プラティクレール(中山12R・16時25分発走)

横山武史騎手(2024年2月撮影)
横山武史騎手(2024年2月撮影)

今年の中山ダート1200メートルでは、横山武騎手が【8・3・4・16】の好成績。勝利数はルメール騎手とトップで並び、連対率35・5%、複勝率48・4%をマークする。

種牡馬ではロージズインメイ産駒が【2・2・2・11】で、複勝率35・3%と上々の数字を残す。

横山武騎手が騎乗するロージズインメイ産駒プラティクレールを狙いたい。同じ舞台だった前走は、逃げ切り寸前で勝ち馬の大外強襲に屈して頭差2着。メンバー的には今回もハナを主張できそうで、逃げ切るとみた。


【先週土曜の結果】

<1>インザモーメント

阪神9Rアザレア賞 1着(1番人気)

<2>ディオ

中山11Rダービー卿CT 11着(1番人気)

<3>デンコウリジエール

阪神11RポラリスS 8着(15番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。