レーベンスティールの圧勝だった。逃げたセルバーグの前半1000メートルは58秒3。この速い流れを6番手で追走。4コーナーは外めを回って上がり最速タイの33秒7で差し切った。ほかに33秒台は2頭いるが、8着グランスラムアスク(同33秒7)は4コーナー15番手、13着マイネルケレリウス(同33秒8)は17番手で直線を向いている。
つまり、同じ33秒台でも中身が違う。激流の中でポジションを取り、なおかつ切れる脚を使った。そこにスゴさがある。結構、差しが届いているコンディションの中で、この位置取りを選択したルメール騎手もさすがだ。道中はラケマーダ、ニシノスーベニアの後ろで折り合いに専念。4コーナー手前で外へ出して進路を確保。ゆったり追いだして瞬発力を引き出した。
香港、新潟大賞典では結果を出せなかったが、復調すればセントライト記念で皐月賞馬ソールオリエンスを一蹴した力がある。レースまでの調整が難しいタイプだが、そこさえうまくクリアできれば、G1でも主役級の活躍ができる。



