<アイビスSD>
モズメイメイは外へのこだわりを捨てた。これが勝因だ。7枠15番。有利といわれるラチ沿いを狙うには絶好枠だが、馬場の外めは当たり前のように馬群が密集。国分恭騎手は「うまく誘導できなかった」と話したが、ストレスなくスムーズに走らせるにはどの進路が最適か。少しでも迷いがあれば、道は塞がる。内へ。このコース選択が勝利を引き寄せた。
これまで逃げて結果を出してきたが、前走の北九州記念では差す競馬をして3着。脚質の幅を広げた。無理に行く必要がなくなった分、気持ちにも余裕ができた。前を走る馬の手応えを見ながら、ウイングレイテストの後ろへ。しばらく連れていってもらう形で脚もたまる。残り300メートルで“壁”を外すと、一気に末脚を伸ばした。
直線競馬は初めてだったが、息の入れ方もうまく適性は高い。1000メートルとはいえ、上がりはメンバー2位の32秒8。前半のスピードを抑え、後半の瞬発力に生かせるようになったのは大きい。新しい武器を手に入れたモズメイメイの今後が楽しみだ。



