☆ルクスフロンティア（日曜新潟11R・レパードS3着）

左手前だけで走り、首＋半馬身差の3着は能力の証明だ。好スタートから2ハロン目に10秒9の高速ラップを刻んで後続を引き離した。ただ、暴走するわけではなく、レース終盤は12秒7、13秒2に落としてメリハリをつけた。直線は早めにライオットガールに並びかけられたが、最後まで競り合いに持ち込んだ根性は立派。まだ、器用さに欠けるのか手前が替わらないが、左→右にスイッチしていたら、突き放せていたかもしれない。課題も多いが潜在能力は高く、将来が楽しみな1頭だ。

☆ワールドタキオン（日曜札幌11R・エルムS2着）

好スタートから2番手を進み、4コーナーで逃げたタイセイサムソンをかわして先頭へ。いったん後続を突き放すも1頭になってソラを使ったのか、ずっと左へもたれていた。斎藤騎手が左ステッキを入れて矯正するも、少し集中力を欠く走りになった。勝ったセキフウが離れた外から追い込んできたのもこたえた。馬体を並べる形なら違ったかもしれない。再転入から4戦3勝、2着1回と底を見せておらず、この日の内容なら重賞勝ちも近い。

☆サンアップルトン（土曜札幌11R・札幌日経OP7着）

長期休養明け2戦目、距離延長と条件が好転して見せ場を作った。道中は中団の内。3コーナー過ぎから徐々に進出。4コーナーでシルブロンと接触するシーンはあったが、それでもジリジリと差を詰めてきた。まだ本調子にない分、最後は息切れしたが、それでも2着アケルナルスターとは0秒4差。7歳だがキャリアは21戦と少なく、馬体は若い。順調に使い込んでいけるようなら、もうひと花咲かせられる。