今週、自慢のトラックで三国ボートに遠征しているドライバーK(58)から、「水槽いっぱいの越前ガニを送るから、まあ楽しみにしていてよ」と電話が入った。

携帯に送られてきた写真を見ると、黄色タグをつけた10匹以上(生きているカニは●匹、商品になると●杯と数えるらしい)の越前ガニが泡にまみれている姿が。「死ぬまでに一度食いてえな~」と訴える私に、「相変わらず情けないヤツだ。俺は三国の初日メイン(3連単5万円台)を取って、芦原温泉の高級宿で越前ガニを食べまくったよ。舟券に感謝、カニと温泉にも感謝。がははは」。調子に乗ったKの声を聞いているうちに腹が立ってきました(笑い)。

なるほど、40年近く高配当を狙い続けるKの舟券は、当たればデカい。「基本、公営競技は高配当を狙い続けないと駄目。仮に本命筋で決まっても、高配当を取るための捨て金、布石と考えないと。目の前の結果に追われ、手堅いところに置きにいってるようじゃ、明るい未来はないぞ。穴狙いを極めた今の俺の姿を見れば説得力あるっしょ」。三国遠征の初日だけで50●万以上も稼いだ男の能書きだけに、悔しいが説得力はある。

今週のフェブラリーSはKの能書きに耳を傾け、大穴狙いでいくか……。いや、どう考えても軸はコスタノヴァ。出遅れ前提でも、このメンバーでは力が違う。まず馬券(3着以内)は外さない。普通にゲートを出れば楽に突き抜けちゃいますから。別に(馬券を)置きにいっている訳じゃありませんよ。捨て金など一銭もない私のモットーは確実リターン馬券ですから。

ところでKが送ると言っていた越前ガニは、いまだ届いていない。水槽いっぱいのカニは無理でも、越前ガニ1杯くらいは届くと期待していたが……。電話もメールも返信なし。芦原温泉の高級宿から一転、場末の安宿を転々、あるいは愛車のトラックで寝泊まりし、食費さえ切り詰めるKの姿が目に浮かぶ。一寸先は闇がギャンブルの常。皆さんも調子のいい時ほど気を引き締めてくださいね。そして調子の悪い時こそ笑顔を忘れずに! 浮き沈みの連続が人生ですから。