3日に初陣を迎えた石崎駿厩舎のメンコの色に既視感を覚えた。4日に2戦目で初勝利。やはり前日と同色のグレーのメンコを着用していた。マークなどはないものの、どう見ても色や質感が左海誠二厩舎で使われていたものにそっくり。それもそのはず、同じ生地が使われているという。
石崎駿調教師(42)に聞いた。「僕がデビューした時から誠二さんにはかわいがってもらっていて、今も家族ぐるみの付き合いなんです」。騎手時代から兄のような存在だった左海師が23年8月に急逝。翌月の旧左海厩舎最後の出走では形見分けのパジャマを着て記念撮影に並んだ。引き継いだメンコの色は「もちろん奥さんに許可をもらっています」。メンコのマークもデザインはそのままに色を変えて引き継ぐ予定だ。
初勝利の鞍上には山口騎手。「タツ(山口騎手)の兄貴が僕の同級生で、タツのことは小学1年生ぐらいから知っているんです。タツも僕のデビュー戦を見て競馬学校を受けるのを決めて。誠二さんもタツと僕の関係を知って、タツのこともすごくかわいがってくれたので、3家族で仲良くさせていただいています」。メンコと鞍上の裏には深い絆があった。【牛山基康】



