2年ぶりのカタール遠征を終えた笹川翼騎手(31=米田)は「充実した1週間でした」。2回目の今回は4日間で9鞍に騎乗。メインのアミールTに出走したJRAのサトノグランツの騎乗依頼を受けて実現した遠征だったが、それ以外に現地の騎乗馬が集まった。
「短期間でそんなに乗れるとは思ってなかったのに乗れて。2年前に行ったことがつながっているんだなと」。前回はなかったリーディングのジャシム・アルガザーリ調教師からの依頼もあり、2着を確保。圧勝した勝ち馬は同厩舎で、師から「あのメンバーで2着はグッジョブ。ベリーハッピー」と称賛されていた。
それでもその2着が最高で未勝利。有力馬が回ってこないのはスミヨン騎手やギュイヨン騎手らを相手にネームバリューの差で仕方ないが「今の自分に足りないところとか、逆に『この辺の感覚はいいんだな』とか、いろいろ新たな発見や気づきがありました」と敗戦も糧になったという。それを「メインも悔いのないように乗れました」と4着に粘らせたサトノグランツの騎乗に生かした。
ここまできたら次こそは海外初勝利か。「もう学びとか、挑戦とか言ってられないので。競馬だから結果を求めていきたいです」。気づいた足りないところを補うように騎乗していきたいと前を向く。【牛山基康】



