今回の「ケイバラプソディー~楽しい競馬~」は明神理浩記者が、8月16日に史上8人目のJRA全10場重賞制覇を達成した佐々木晶三調教師(69)に各場の重賞初制覇馬の思い出を聞いた。10頭とも「どれも思い出深い」と師。若いファンには「こんな馬がいたんだ」、ベテランのファンは「懐かしいなあ」と、昔を思い出していただければ…と思います。
96年京都=デイリー杯3歳S(シーキングザパール)
「開業して初の重賞でしたからね。うれしかったですよ」
97年中京=愛知杯(サクラエキスパート)
「翌年のマイルCS(9着)は悔しかったですね。今でも2着はあったと思っています」
98年福島=福島記念(オーバーザウォール)
「松元茂樹さん(元調教師、19年引退)の所にいたんですが、いっぱいでうちにきたんです。この血統はずっとやらせてもらって(半弟の)サンバレンティン、インティライミが重賞も勝ってくれました。アンデスレディーの子で29勝もさせてもらいました。また、ノーザンファームさんとの縁もできました」
00年中山=京成杯(マイネルビンテージ)
「いい馬でした。この馬はサラ系だったんです」
◆サラ系 サラブレッドとアングロアラブの交配で生まれ、アラブ血量が25%未満の馬、または血統不明の馬。
00年函館=函館3歳S(マイネルジャパン)
「思い出のいっぱいある馬で2000年代のJRAで最初に新馬勝ちした馬です」
02年阪神=朝日チャレンジC(タップダンスシチー)
「最初見たときに上(半兄)のクリプトシチー(3勝馬)と馬が違うなと。重賞の1個は勝たさないといけないと思いました。ここから哲ちゃん(佐藤哲三元騎手)と完全コンビを組むようになりました(※タップダンスシチーと佐藤元騎手は当時が初タッグ。この勝利をきっかけに、佐々木厩舎の“主戦”に)。哲ちゃんには22個の重賞を取らせてもらいました」
03年東京=京王杯2歳S(コスモサンビーム)
「5頭の中から選んだんですけど、最初に見たのがこの馬。すごくいい馬だったので他の(4頭)は見なかったんです」
10年札幌=札幌記念(アーネストリー)
「(佐々木厩舎での)ノースヒルズさんの最初の重賞勝ちが、この馬でした(09年中日新聞杯)。それからのメモリアルはすべてノースヒルズさんです」
15年小倉=小倉サマーJ(アップトゥデイト)
「北村(卓士)元騎手がうちの馬でケガをしてから15年ぐらい障害はやってなかったんです。前田会長から障害をやってみろと言われて、やってみるとうまくて出世するなと思いました」
25年新潟=新潟ジャンプS(インプレス)
「最後の最後でチャンスのある馬が回ってきました。記憶の中ではNO・1です」
(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー~楽しい競馬~」)







