米国のブリーダーズカップ(以下BC)が来週(現地時間10月31日、11月1日)、カリフォルニア州のデルマー競馬場で開催されます。日本調教馬は7競走に8頭が参戦を予定しています。日本ではBCフィリー&メアターフ(芝2200メートル)、BCマイル(芝1600メートル)、BCクラシック(ダート2000メートル)の3競走の馬券発売が実施されます。
【BCフィリー&メアターフ】
昨年、BCディスタフで4着したアリスヴェリテ(牝5、父キズナ、栗東・中竹和也厩舎)が芝のBCフィリー&メアターフ参戦をめざします。24日現在、フルゲート14頭からもれていて、出られなかった場合はディスタフに回ります。
出走を予定しているのは凱旋門賞2着のミニーホーク(牝3、父フランケル)、カナダのE・P・テイラーSを制したシーフィールズプリティ(牝5、父カラコンティ)、英国のサンチャリオットSで3着したシンデレラズドリーム(牝4、父シャマーダル)、G1オペラ賞2着のシーザファイア(牝4、父シーザスターズ)、E・P・テイラーSで2着のダイアモンドレイン(牝4、父シャマーダル)、そして、今年の仏オークス馬で、凱旋門賞13着から巻き返しにかけるゲゾラ(牝3、父アルマンゾル)など。どの馬にもチャンスがありそうな混戦模様になっています。
【BCマイル】
G3クイーンS優勝のアルジーヌ(牝5、父ロードカナロア、栗東・中内田充正厩舎)が海外初挑戦。人気はここも分散しそうです。欧州からはG1ムーランドロンシャン賞優勝のサーラン(牡3、父ウートンバセット)とG1ウッドバインマイル優勝のノータブルスピーチ(牡4、父ドバウィ)、ターフマイルSで4着したジョンキル(牡3、父ロペデヴェガ)、それにG1クイーンエリザベス2世S3着から臨むザライオンインウィンター(牡3、父シーザスターズ)が参戦。北米勢はG1ターフマイルS優勝のレトリカル(セン4、父ノットディスタイム)、それにG2デルマーマイル快勝から臨むフォーミダブルマン(牡4、父シティオブライト)、G2シティオブホープマイル優勝のヨハネス(牡5,父ナイキスト)あたりに注目が集まっています。なかなかの好メンバーぞろいですが、抜けた馬は見当たらず、小回りを苦にしないアルジーヌも差はないように思えます。
【BCクラシック】
昨年3着に終わったフォーエバーヤング(牡3、父リアルスティール、栗東・矢作芳人厩舎)がリベンジに挑みます。ライバルは増えましたが、上位争いは確実でしょう。人気が予想されるのはG1ケンタッキーダービー、G1ベルモントSの2冠を制し、その後のG1トラヴァーズSで一強を宣言したソヴリンティ(牡3、父イントゥミスチーフ)。22日に西海岸入りして初の古馬対戦に備えます。古馬陣のツートップは昨年の覇者シエラレオーネ(牡3、父ガンランナー)と同2着のフィアースネス(牡4、父シティオブライト)。前者は8月のG1ホイットニーSに快勝、後者は前哨戦のG1パシフィッククラシックで、その実力をみせつけました。G1プリークネスSを制し、3歳世代ナンバー2のジャーナリズム(牡3、父カーリン)はパシフィッククラシックが2着。上記3頭に少し水をあけられたようです。今年、重賞に3勝しているマインドフレーム(牡4、父コンスティチューション)、G1ペンシルベニアダービー優勝で評価をあげるバエザ(牡3、父マッキンジー)、G1グッドウッドS優勝のネヴァダビーチ(牡3、父オマハビーチ)、G1サンタアニタハンデキャップなど今季重賞2勝のロックド(牡4、父ガンランナー)などが上位進出を狙います。
競走成績等は2025年10月24日現在
奥 野 庸 介



