単勝1・3倍の断トツ人気ブラックブロッサム(牡3、斉藤崇)が逃げ切った。発馬を決めて先手を主張した。2周目の向正面で後続を引きつけて息を入れる。すぐ後ろまで迫られながらも直線でさらに伸び、最後は2馬身半差をつけた。勝ち時計は2分44秒2。

田辺騎手は「まだ全然能力だけで走っている。体も緩いし、芯が入っていない。その中でも勝っている。右回りのスムーズさもなく、少し戸惑っていた。徐々に経験を積んでいければ」と話した。

京都新聞杯5着からひと息入れて、前走比18キロ増での出走。シルクレーシング米本昌史代表は「馬体増は成長分。増やして出られて良かった。秋の目標は菊花賞。合うと思います。楽しみですね」と展望を語った。