1番人気ロバートソンキー(牡5、林)が差し切り勝ちを収め、待望のオープン入りを果たした。勝ち時計は2分14秒4。

スタートでやや飛び上がり道中は後方。じっくりと脚をため、3、4コーナーで大外を回って進出。9番手で直線を向き、コンディションのいい馬場の真ん中を駆け抜け、ゴール前でスルーセブンシーズを頭差捉えた。

3歳時には菊花賞6着、前走の天皇賞・春は3勝クラスからの格上挑戦ながら7着と健闘。自己条件に戻り、実力を十分に発揮した。

鞍上の伊藤騎手は「スタートがいまいちだったので切り替えて競馬をしました。本当にいい脚で走ってくれました。乗せていただけて感謝しています」と喜んだ。

林師は「(伊藤)工真が冷静に乗ってくれたおかげです。朝から検量室でパトロールビデオを見ながら馬場傾向を研究してくれていました。時計がかかりすぎる馬場は決して得意ではないですが、工真が馬場を研究してくれたおかげです。調教から逐一確認してくれて、本当にいい状態で臨めたので結果が出せてよかったです。今後はこれからオーナー様と相談します」と話した。