秋の勲章で旭日双光章を受章した尾形充弘元調教師(75)の受章セレモニーが26日、東京競馬場のウイナーズサークルで行われた。日本調教師会会長の手塚貴久師が花束を贈り、ファンは拍手した。

尾形氏は「受章は身に余る光栄。祖父である尾形藤吉の一門として、この場でごあいさつさせていただけるのは、この上ない名誉でございます。祖父とは最後まで師と弟子という関係でしたが、いい報告ができると思います」と実感を込めた。

82年に調教師免許を取得。18年2月の引退まで6度の優秀調教師賞を受賞し、JRA通算8102戦800勝。JRA重賞は23勝(うちG1・4勝)を挙げた。10年から2年間、日本調教師会の会長も務めた。