ばんえい競馬(帯広競馬場)で10日、地方競馬の22年度第2回騎手免許試験に合格した新人騎手3人が一斉にデビューした。史上4人目、現役2人目の女性騎手として注目される今井千尋騎手(22)は、先陣を切って1R(8頭立て)に登場。6番人気のカタミミ(牝3)に騎乗し、8頭立て6着だった。

ほろ苦いデビュー戦となったが、ばんえい騎手としては小柄な155センチ、50キロとは思えぬ大きなアクションで騎乗馬をリード。勝負どころの第2障害を差のない5番手でクリア。先行力を生かすにはタフな馬場で加速はつかなかったが、ラストはしぶとく詰めていた。今井騎手は「前日にレースの夢を見てしまうくらいとても緊張しました。手が震えてスタートが遅れ、普段、馬を扱うこととは全く違うと感じました。今日はたくさんの反省点がありますが、これから1つ1つの騎乗を大切にして学んでいきたい」と初々しく振り返った。

幼少時から元騎手で現在は厩舎を運営する父の今井茂雄師の背中を追いかけ、17歳から6度目のチャレンジで騎手試験に合格したガッツあふれるホースウーマン。今日11日は、師匠でもあるその父の管理馬3頭(7Rヒロノタイシ、9Rホクセイサクラコ、10Rサクラドリーマー)に騎乗し初勝利を目指す。また、この日デビューした中村太陽騎手(20)は3R9着、5R8着、9R3着、小野木隆幸騎手(39)は8R9着だった。

◆ばんえい競馬女性騎手の初騎乗 02年1月4日の4Rタカラドーベルに騎乗し、デビューした佐藤希世子の10頭立て4着が過去最高位。女性騎手第1号の辻本由美は、97年1月11日7Rレットパワーに騎乗し6着(10頭立て)。現役の竹ケ原茉耶は05年1月5日5Rソレイケゴーゴーで9着(10頭立て)だった。