皆さん、こんにちは。矢作厩舎の池田康宏です。このたび、日刊スポーツで連載をすることになりました。ドバイワールドCに挑戦するパンサラッサの現地での様子をお話しさせていただきます。

きょう月曜日(20日)は日本では全休日ですが、ドバイは少し違います。この日の午前中は厩舎前にある広場で軽い運動をしました。体の張り、雰囲気も良く、上機嫌でしたよ。栗東トレセンと違って車、バイクは通らないですし、人も少ないのでリラックスできるのでしょうか。栗東ではメンコ無しで外に出せないんですけど、ドバイでは調教以外でメンコがいらないくらいです。環境になじんで、いつもやんちゃなパンサラッサも落ち着いています(笑い)。

16日にはダートで1週前追い切りを行いました。うちの厩舎のコンティノアール(UAEダービー出走予定)と併せ馬でラスト2ハロンが11秒4-11秒2。キレキレでしたね。このままいい状態でレースまで向かえたらな、と思っています。

◆池田康宏(いけだ・やすひろ)1958年(昭33)7月16日、大阪府生まれ。中学卒業後、栗東トレセン入り。松永善晴厩舎を経て矢作厩舎へ。昨年3月、パンサラッサで挑んだドバイターフが担当馬でのG1初制覇。今年の7月で定年を迎える。趣味は草野球。