JRAは6日、顕彰馬の23年度記者投票の結果を発表し、今年から選定対象となっていた20年の無敗3冠馬コントレイルは選出に必要な得票数に1票足りず、選定されなかった。

顕彰馬選定には、投票権のある記者207人(記者1人あたり最大4頭の投票が可能)の4分の3以上(156票以上)の得票が必要で、コントレイルは200票を獲得して選定されたアーモンドアイに次ぐ155票を獲得したが、得票率74・9%とわずか1票だけ足りず選定されなかった。なお、昨年は選定対象1年目だったアーモンドアイが8票だけ足りず、涙をのんでいた。

コントレイルは、20年にJRA史上8頭目、無敗では同3頭目となるクラシック3冠制覇を達成。父ディープインパクトと、世界初となる親子での無敗3冠馬の偉業も成し遂げた。主戦の福永祐一騎手(現調教師)とともに2歳時には19年ホープフルS、古馬となってからは21年ジャパンCも制し、G1では計5勝を挙げた。