ドバイのメイダン競馬場で2日に行われた「スーパーサタデー」開催で、G3バージナハールを逃げ切ったローレルリバー(牡6、B・シーマー、父イントゥミスチーフ)が、ドバイワールドカップ(G1、ダート2000メートル、30日=メイダン)への参戦を予定していることが分かった。7日、「サラブレッドデイリーニュース」電子版が伝えている。

バージナハールはメイダン競馬場のダート1600メートルという条件のため、同じコースで行われるG2ゴドルフィンマイルの前哨戦的位置付け。ローレルリバーは2着に6馬身3/4差をつける逃走劇を演じ、ゴドルフィンマイルの有力候補となっているが、陣営は異色のステップでワールドカップへの挑戦を決断する模様だ。

所有するジャドモントファームの関係者は「当初の予定はゴドルフィンマイルでしたが、ブパット(シーマー調教師)が出走予定馬を調べると、サウジクラウンと昨年の勝ち馬アイソレートという有力馬(2頭ともサウジCから転戦)がいました。スピード勝負には巻き込まれたくないですから。10ハロン(2000メートル)は長いと思いますが、(ワールドカップに出走すれば)彼は唯一のスピード馬かもしれません」とレース選択の理由を説明。「出走予定馬を見ると、日本の2頭(ウシュバテソーロ、デルマソトガケ)、そして、セニョールバスカドールがいますが、それ以外は厳しくなさそう。距離に疑問は残っていますが、挑戦するなら今年だと思います」と見通しを語っている。

同馬は世界的なオーナーブリーダーであるジャドモントファームの所有馬で、20年に米国のボブ・バファート厩舎からデビュー。22年8月のG2パット・オブラインS(3着セニョールバスカドール)を勝った後に戦列を離れ、今年1月にブパット・シーマー厩舎(UAE)の所属馬として、G3アルシンダガ・スプリントで実戦復帰した(7着)。米国で7戦4勝、ドバイ移籍後は2戦1勝の成績を残している。単騎逃げを狙う地元の快速馬がレース展開の鍵を握ることになる。