お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(31)が16日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、17日の阪神大賞典(G2、芝3000メートル)と同日中山の皐月賞トライアル、スプリングS(G2、芝1800メートル、3着まで優先出走権)の予想を公開した。

「どうも、生涯収支マイナス3億円君です」と恒例のあいさつで登場した。阪神大賞典の本命馬は、顔を手で覆った後に「6番テーオーロイヤル」と宣言。過去10年の3連単の平均配当が2万7880円と堅く決着する傾向があるため「ガッチガチ中のガッチガチで決まると。そういう印象ですよね」と分析。さらに展開予想と臨戦過程を重視しての指名だった。「もともとの能力ならメンバー最上位なのは間違いないので、先行から押し切るいつもの勝ちパターンで結果を出してほしい」と願った。買い目は3連単フォーメーション1着(6)→2着(1)(2)(10)(13)→3着(1)(2)(9)(10)(12)(13)の計20点とし「この買い方、抜け目ないと思いますよ」と胸を張った。

直後にはスプリングSの予想も公開した。本命馬を切り出す前に、右指を順に1本、2本、3本、4本と顔の前に持っていき「4番シックスペンス」と明かした。「少頭数やし。正直、まあオッズも拮抗(きっこう)しててね。結構うまい馬券っていうのは難しいんですけど、調教もええしルメールやし、とりあえずシックスペンスかなあ」と説明。穴馬にはログラール、チャンネルトンネル、コスモブッドレアを気にしながら「堅いかな、正直」と本音を吐露した。そこで「鬼絞馬連で得しちゃいます」と厳選した買い方を披露。シックスペンスの(4)を軸に(2)(3)(5)(6)の馬連4点勝負とした。穴候補に挙げた馬ではチャンネルトンネルだけを買い目に加え、また「われながらジュンゴールドを抜いている。これ攻めている」と自信をのぞかせた。

最後には「どっちか当たると思うよ、普通に今回は。けっこういい予想できたよ。堅いねんけどね。もう荒れへんやろ、さすがに競馬って。というわけで、みなさん私に全乗りしてください」と呼びかけた。

フィリーズレビューと金鯱賞は「2400万円的中させた時の買い方で」と大穴狙いに徹した先週から一転、今週は「鬼絞馬連」といった堅い予想に方向転換した。

粗品は、1月6日土曜中山4Rの3連単241万2370円を1000円分的中し、配当金の2412万3700円全額を「能登半島地震災害義援金」口座に寄付したことを同8日公開のYouTube「粗品のロケ」などで報告していた。

その予想に注目が集まった1月28日の根岸SとシルクロードS“のダブル的中”を最後に、当たりが遠ざかっている。今回の硬軟自在の予想が吉と出るのか。7週ぶりの的中で“春”がやって来るのか。17日の東西重賞の予想結果は果たして…。