父の背中を追う。JRA競馬学校騎手課程第43期生の入学式が2日、千葉県白井市の同校で行われ、応募者総数197人から試験を通過した男子6人、女子3人の計9人(1人は辞退)が出席した。
幸大斗(ひろと)君(17)は父がスティルインラブで牝馬3冠を成し遂げた幸英明騎手(48)。3回目の受験で念願だった騎手への扉を開いた。大斗君は「3年間、常に馬が身近にいる状態での生活はなかなかないと思うので、不安もありますがわくわくしています。小さな頃に競馬場へ連れて行ってもらい、大勢の方の前で堂々としている父の姿がとてもかっこよかったです。馬というのは生き物なので、難しいところだと思いますが、周りと相談や一緒に馬と向き合うことで高め合っていけると思うので、頑張りたいと思います。レースでしっかりと勝ちきる騎手になりたいですし、何より信頼され、周りから愛される騎手になりたいです。勝ちたいレースは父も取っている牝馬3冠である桜花賞、オークス、秋華賞の全てを取りたいと思っています」と将来の自分を思い描いた。
父の英明騎手は記者会見に臨む息子の姿をスマホに収めながら、温かく見守った。英明騎手は「ほっとしているのと、うれしい気持ちです。3年間厳しい生活が待っていると思いますが、頑張ってほしい」とエールを送った。JRA通算2万3705回の騎乗数は歴代2位の数字(2日現在)。目標とする騎手に挙げられたことに対しては、「一番は(武)ユタカさんみたいな技術も、人間としても素晴らしい方。ユタカさんをお手本にしてほしい」と笑顔で送り出した。

