火曜のトレセンは早朝から大雨が降り続きました。雨の日の取材陣は、馬に配慮して傘はささず、カッパを着て取材をします。基本的に屋外取材なので、移動するだけでびしょびしょ。みんなノートを守るのに必死です。
そんな中、自転車をこいで中竹厩舎へ。雨の疲れが吹き飛ぶ、かわいい女の子に会いに行きました。日曜のマーメイドSを永島まなみ騎手と制したアリスヴェリテ! 勝利から二夜明けて、厩舎でのんびりしていました。馬房から顔を出してウトウト…。この日は永島騎手も会いに来ていたようです。「レース後はさすがに疲れていましたよ」とは担当の三渕助手。同助手は当日がお誕生日でした。ダブルでおめでたい!
アリスヴェリテは、もともとデビュー2戦目の野路菊Sでのちの皐月賞3着馬ファントムシーフの2着、アルテミスSではラヴェルの3着。2着リバティアイランドとは首差でした。相手に恵まれない時もありましたが、大きく崩れることなくひたむきに頑張ってきました。
馬が変わってきたのは1勝クラスを勝った今年の3月あたり。「体が良くなりました。体重がなかなか増えなかったのですが、プラス体重で来られて。前走はプラス10キロ、今回もプラス2キロで。ゲートも速くなりましたね」。成長がそのまま結果に表れています。
そして、厩舎所属のルーキー柴田裕一郎騎手とのタッグも、今回の重賞勝利につながりました。アリスは2歳時に逃げていたこともありましたが、同騎手が乗ってから“大逃げ”を打つように。前走の2勝クラスは1000メートル通過タイムが56秒8となかなかのタイムでしたが、後続を首差しのいで勝ちました。
今回のマーメイドSは永島騎手に替わりましたが、後続を突き放す大逃げを披露。馬のリズムを崩さず、絶妙なペースでアリスヴェリテのスピードを生かしました。鞍上はレース前に後輩の柴田裕騎手に連絡を取って、馬の特徴などを聞いていたそうです。
あす19日に放牧へ出て、エリザベス女王杯を大目標にしていくそうです。そしてあとひとつ、目標が。「アイドルホースにしたいですね。ぬいぐるみになったら、絶対かわいいですよ」と三渕助手。うん、絶対かわいい。うるうるのおめめを再現してもらいたい。夢が広がるタイトル制覇。秋が楽しみです。【下村琴葉】

