夏の北海道シリーズを締めくくる札幌2歳S(G3、芝1800メートル、6日)でデビュー2年目の橋木太希騎手(19)が重賞初騎乗を迎える。

パートナーは自らの手綱で新馬勝ちに導いたポペット(牝、高橋康)。上がり最速33秒9の豪脚を引き出し、強烈なインパクトを植え付けた。「重賞で乗り替わりだと思っていましたが先生から『そのまま乗ってくれ』と言われた時はもう単純にうれしかったですね。そうそうないチャンスですし、任せてもらった以上はオーナー、関係者に感謝して結果を残したいです。アピールしたいと思っています」と目を輝かせる。

普段の調教から付きっきりでコンタクトを取り、日を追うごとに馬上から確かな自信を深めてきた。「追い切りの動きは素晴らしかったですし、他馬の動きも映像で全頭見ましたが自分の馬が一番いいと思いました。いつ乗ってもばねがすごいし、2歳じゃないなと。全く不安はないですね」と絶大な信頼を寄せている。

この夏、初めて北海道を拠点とし着実に関係者の信頼を集めて騎乗数を増やしてきた。「いろんな厩舎に関わらせていただき縁も広がりました。馬自身は通過点にしてほしいですし、この馬とともに成長していきたい」。さらなる飛躍をもくろみ、登竜門の舞台へ挑む。【井上力心】

◆橋木太希(はしき・たいき)2006年(平18)3月27日、大阪府生まれ。西園正厩舎からデビューし、今年4月1日フリーに転向。同期には吉村誠之助騎手、高杉吏麒騎手などがいる。初勝利は24年9月29日中京6Rのシャープソーン。JRA通算2勝。