フランスのパリロンシャン競馬場で7日にムーランドロンシャン賞(G1、芝1600メートル)が行われる。

英国のゴスデン厩舎が送り出すリードアーティスト(牡4、J&T・ゴスデン)は危険な人気馬だ-。ジョン・ゴスデン調教師といえば、英国を代表する名トレーナーであり、世界中で大レースを制覇。今年はプリンスオブウェールズS、英インターナショナルSを制したオンブズマン、愛2000ギニー、セントジェームズパレスSを制したフィールドオブゴールドの2頭が強烈なパフォーマンスを見せている。

当然、フランスのG1もたくさん勝ってきた。ゴールデンホーン、エネイブル(連覇)で凱旋門賞は3勝。仏オークスも仏ダービーも勝っているし、ガネー賞、イスパーン賞、サンクルー大賞も勝利。牝馬のヴェルメイユ賞もオペラ賞も勝っていて、ドーヴィルではマイルG1の最高峰の一戦、ジャックルマロワ賞を5勝。モルニ賞、ロートシルト賞、モーリスドゲスト賞、ジャンロマネ賞、ジャンプラ賞なども勝っている。

ただ、不思議なことにムーランドロンシャン賞とは縁がない。直近では19年に出走予定だったキックオンが取り消し。今回のリードアーティストは18年ウィズアウトパロール6着以来の管理馬の出走になる。

欧州の夏秋のマイルG1には英国のサセックスSやドーヴィルのジャックルマロワ賞があって、10月にはまた英チャンピオンズデーにクイーンエリザベス2世Sがある。その先には米国のBCマイルもある。ゴスデン厩舎にとって、ムーランドロンシャン賞は得意なG1でない。ロッキンジSを勝っていることやゴスデン師のネームヴァリューで人気上位の可能性が高いリードアーティストだが、危険な人気馬だろう。