今年の凱旋門賞にはどの陣営も「ペースメーカー」を用意してこなかった。はたして、ペースをつくるのはどの馬か。
前走で逃げ切りを決めているのはギヨームドルナノ賞を逃げ切ったアロヒアリイだが、前走のようにハナを奪えるのかどうか。前走は超スローペースから上がりの瞬発力勝負に持ち込んだもの。今回は馬場状態、コース形態的にも同じ展開は望めない。
スタートの速くない印象が強い欧州の中長距離戦だが、凱旋門賞に限れば、スタート直後のポジション争いは激しい。展開的には昨年と同様にスタミナ自慢のロスアンゼルス(牡4、A・オブライエン)が先行する形が有力か。そして、昨年同様に重たい馬場が見込まれる状況なら、3着だった昨年のように、しぶとく残る展開があっていい。
父キャメロットはあのモンジューの産駒。牝系は4代母がアレグレッタでアーバンシー、その子ガリレオ、シーザスターズと同じファミリーの出身。前走は上がり3ハロン33秒台のレースだったフォワ賞で大きく負けておらず、十分に戴冠のチャンスもある。

