美浦トレセンのターフプラザで11日、多くの名馬を育ててきた藤沢和雄元調教師(74)、来月定年による引退を迎える国枝栄調教師(70)がトークショーを行った。およそ200人もの熱心なファンが集まり会場は満員。出会っておよそ50年近くにも及ぶ盟友2人の貴重な思い出話に耳を傾けた。

トーク内ではそれぞれが最も印象に残る馬を質問され、藤沢元師は9歳まで現役を全うしたペルーサ、国枝師は国内外G1・9勝のスーパーホース、アーモンドアイをそれぞれ挙げた。

ペルーサについて藤沢元師は「散々ファンの皆さんにもご迷惑をかけましたが、長く9歳まで現役を続けてくれて8歳の時には札幌でレコードで勝ってくれました。彼が一番大好きな馬です。前半うまくいかなかった分、印象に残っています」。

アーモンドアイについて国枝栄師は「非常に強烈でしたね。異次元でした。スイッチが入るとパワーが違った。普段はかわいくてプライドの高い馬でした。(ファンにアーモンドアイはダービー、凱旋門賞に勝てたと思いますか? と問われ)ダービー、凱旋門賞などにも挑戦してみたかったし(勝てる)チャンスがあったのかなと思います。ライアン・ムーア騎手もドバイで自分からぜひ乗せて欲しいと言ってくれました。それだけのジョッキーが言ってくるくらいなのでね。ルメール騎手も夢のある話をしてくれてうれしかったです」。

また、藤沢和雄元師はトーク終了後もファンとの記念撮影に応じ、競馬ファンとの会話を楽しんだ。「雨の中、馬好きな人がたくさん来てくれて楽しくおしゃべりできました。ファンの皆さんが今の競馬人気を支えてくれている。国枝先生とは今もよく話しているし、長い付き合いですからね。またこういうイベントにも参加していきたいと思います」とファンに感謝した。