ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が27日、プロ入り後初めて、捕手が座った状態で正規の投球距離で投げた。 宮崎・清武でのオリックスとの練習試合前にブルペン入り。最速163キロを誇る直球は抑えめながらも、全21球の大半がストライクとセンスの良さを見せた。

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佐々木朗のブルペン投球を初めて見た。みんなが「良いぞ」という評価をするのがよくわかった。実際はどうなのかな?と思って、見させてもらったけど、みなさんの言うことがわかる。やっぱ、すごいモノを持っている。潜在能力がすごいなというのが第一印象だね。

体が大きいのに、無駄な動きがない。それが一番だね。ガッと体は使ってないんだけど、腕をきれいにさばけている。これはなかなかできない。それをまだこの年でできていることに、良さがある。

ブルペンでも少し話をしました。同じ東北出身だから。頑張れよと。東北代表になって、侍ジャパンにも明るい話題を提供して、君は世界へ。応援してるから頑張れと。津波で被害を受けた大船渡に行って、君の話題を聞いたことあるという話もした。津波でお父さんを亡くしている。だから、明るい話題を提供してあげてなと。

間違いなくスターだ。ファンが増えていく。早く試合でもマウンドが見たい。デビューが楽しみだね。(日刊スポーツ評論家)