早実の4番野村大樹内野手(1年)が、サヨナラ本塁打を放って来春センバツ出場を確実にした。

 1点差とした9回1死二塁、初球のスライダーを右翼席に運んだ。2戦連発の高校通算21号で激戦に決着をつけ、日本ハム斎藤を擁した05年以来11年ぶり10度目の優勝に導いた。

 清宮が1年秋までに放った22発にも、あと1本と迫った。野村は「スライダー攻めで抑えられていたので、初球からスライダーを狙った。打った瞬間に行ったと思った」と笑顔だった。