第100回全国高校野球選手権記念大会の年に創部100周年の鹿児島実が8回コールドで初戦を突破した。2回1死、6番・岩下丈内野手(3年)が高校通算6本目の右越え先制弾。勢いのまま得点を重ね15安打を放ち圧倒した。

 同校OBで春夏甲子園8強経験を持つ宮下正一監督(45)は「一戦必勝。創部100年を含め今年は特に気持ちで乗りきるしかない」と気合を込めた。春夏通算27度の甲子園出場を誇る名門が、期待を胸に夏は15年以来の出場を目指す。