花咲徳栄が24安打26得点の猛攻で圧勝した。2回は打者18人で12安打14得点。鋭い打球が続き、26点全てに打点がついた。

のろしを上げたのは、今秋ドラフト候補でU18日本代表1次候補の3番・韮沢雄也遊撃手(3年)。1回2死から初球の直球を豪快に振り抜き、広い大宮公園野球場の右翼スタンドへ放り込んだ。高校通算10号。2点適時打、2つの犠飛も合わせ、5打点の活躍だった。

高校通算24本塁打の2番・橋本吏功中堅手(3年)は、本塁打が出ればサイクルヒットの活躍。5回の守備から退き「ベンチで交代と言われて、今日の結果を振り返っていたら『あ、本塁打でサイクルだった』と気付きました」と笑顔をみせた。

4番・井上朋也三塁手(2年)にも高校通算20号となる3ランが出た。「命中率」にこだわって鍛えてきた打線に、岩井隆監督(49)も「今日は出ましたね。タイミングが合ったんでしょう」とご満悦だった。