北海道高野連は3日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、5月25日開幕を予定していた春季北海道大会の中止と、各地区大会のみ予定を延期して無観客で実施することを発表した。春季北海道大会の中止は59回目で初となる。

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大舞台を失ったセンバツ代表校は、切り替えて夏の地区予選シード権獲得を目指す。

帯広農は8日から全体練習を再開する。前田康晴監督(44)は「全道大会がないのは残念だが、実戦経験の場ができた。(昨秋全道優勝で同地区の)白樺学園と対戦できるようなところまでいけたら」と話した。

白樺学園は3月24日から短時間での練習を再開。戸出直樹監督(44)は「まだ不安はあるが、何とか地区大会だけでもやってくれたら」と慎重に話した。11日には帯広北と20年最初の対外試合を予定。少しずつ実戦感覚を上げていく。