昨秋の県王者、八戸学院光星が苦しみながら、2大会ぶりの決勝進出を決めた。

延長10回表1死一、二塁。4番中江大我(3年)の中前打で勝ち越し、4-3で東奥義塾を振り切った。中江は「前の打席まで右肩が下がって大振りになっていたので修正できました。4番の務めを果たせました」と振り返った。投げては4投手の継投。最後は左翼守備から救援したエース右腕・横山永遠(とわ、3年)が2死満塁の窮地を背負い、フルカウントから相手4番を左飛に仕留めて逃げ切った。仲井宗基監督(50)は「本来の調子が(戻って)来るのか、それともこれが力なのか。ほんまもんの選手がいない。粘り強く守り勝てたが、自分たちの形で攻撃できるようにしなければ」と課題を掲げた。