21世紀枠候補だった札幌国際情報に吉報は届かなかった。

【センバツ】大阪桐蔭、花巻東など32校決定、3月18日開幕/出場校一覧

授業を終え、ユニホーム姿で多目的教室に集合した選手たちは、有倉雅史監督(54)から「周りの評価は正しい。まだまだ俺たちには(甲子園に)行く力が備わっていなかったということ。強い気持ちで夏に臨み、自力で行けるように頑張っていこう」と諭された。

ミーティング後ナインは雪の降り積もったグラウンドを横目に、駐輪場を改造した手作り室内練習場に移動。真っ白な息を吐きながら、新たな目標にスタートを切った。高根稜真主将(2年)は「夏は勝ってやろうと強く思えた。南北海道大会を優勝できるように、一戦必勝で戦い抜いていきたい」と気持ちを切り替えた。

聖地への切符はお預けとなったが、圧倒的な打撃力で4強入りした昨秋の全道大会は大きな自信につながっている。有倉監督は「もうひとつのところまで来ている。ディフェンス力、組織力の精度を上げていきたい」と話していた。