怪物1年生スラッガーの快音が止まらない。花巻東・佐々木麟太郎内野手(1年)が14日、京都市内のグラウンドで龍谷大平安(京都)とダブルヘッダーを行い、1試合目に高校通算54号となる左越えソロ本塁打を放った。

バットで不安を吹き飛ばした。前日13日の東山(京都)戦に続く2戦連発。5日の練習試合解禁から早くも4本目となった。昨年12月に両肩の胸郭出口症候群で手術。「復帰してからはセンバツがすぐなので、不安だった」と話していたが、地道なリハビリで痛みも消え、今では「手術をやって良かった」と笑顔を見せる。小1で本格的に野球を始めてから、3カ月も本格的な打撃練習をしなかったのは初めてだが、量産ペースは加速中。OBのエンゼルス大谷が高校時代にマークした通算56号まで、あと2本に迫った。