第105回全国高校野球選手権山形大会(7月7日開幕)の抽選会が22日に行われ、総勢46校42チームの組み合わせが決定した。4月、U18日本代表候補強化合宿に選出された武田陸玖主将(3年)を擁する山形中央は2回戦から登場。高畠-左沢の勝者と対戦する。昨夏の覇者、鶴岡東は米沢興譲館-新庄南、北村山、谷地、天童の連合チームの勝者と2回戦で対戦。順当に勝ち進めば両校は準々決勝で激突する。
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悔しさを晴らす時がきた。山形中央は鶴岡東との昨夏の県大会決勝で2-3で敗れた。先発した武田は10安打3失点。打っては1安打1打点と投打で存在感を見せたものの、あと1歩及ばず。武田は「その悔しさはずっと残っています」と振り返った。両校が順当に勝ち進めば、準々決勝でリベンジのチャンスが訪れる。武田は「この展開を最初から望んでいた」とにやり。昨夏と今春を制した王者を、思い描いていた展開通りに倒すつもりだ。
今春の県大会は準々決勝で羽黒に3-8と敗戦。武田はコンディション調整のため不出場だったが、「勝利に対する気持ち、心の底から勝ちにいけていたかを考えた時に、全員がそうは思っていなかった」と分析した。そこから1カ月。「勝つために、負けないために、自分たちのやるべきことに徹していこう、できることを全力でやろう」と練習に取り組み、1球の重みを再確認。そのかいあってか、武田は「1球に全員が入り込めることが山形中央の強み」とチームの変化に自信をのぞかせた。
夏も自分たちのやることは変わらない。武田は「『泥臭く、魂を込めて1球に向かっていく』山形中央らしさを前面に出して、県で優勝して甲子園に行きたい」。14年以来9年ぶりの聖地へ、山形中央が“らしさ”全開で夏を戦う。【濱本神威】
鶴岡東 高橋快主将(3年)は、組み合わせに「1つ1つ勝ち上がっていければ」と不動の構え。準々決勝で昨秋の県決勝で0-5で敗れた山形中央と対戦する可能性があるが「そこまで先を見ないでやっていく」。昨夏甲子園ではチームは2試合5本塁打。春の県大会では43安打50得点を挙げたが、高橋は「点の取り方」が課題と分析。「まだ時間はある。残された時間の中で仕上げていければいい」。打力にさらに磨きをかけ、連覇を狙う。
日大山形 春の県大会準優勝の日大山形は、第2シードで2回戦から登場。山形学院-新庄神室産の勝者との対戦が決まった。今田歩希主将(3年)は「どこが相手であろうとやることは変わらない。自分たちがやってきたことは間違っていないので、そのプライドを1戦1戦発揮していきたい」と意気込んだ。

