借金12まで負債は膨らんだ。開幕からのカード連続負け越しは56年ぶりの6に伸び「守りのミスが少し響いた試合だった。しかし攻撃では、今までとは違う兆しが見えた」。オリックス森脇浩司監督(54)は明るい材料も挙げた。だが「少し響いた」以上の手痛い失策だった。
4回に川端の適時打で追いつき、これからという矢先。5回無死一塁で、中村晃の打球を処理した一塁のT-岡田が二塁へ悪送球。さらに1死二、三塁から柳田の打球を前進守備の二塁・平野恵がはじいて勝ち越し点を献上した。試合前、森脇監督はT-岡田の早出打撃練習に付き合い、今季初めて打撃投手を買って出た。「きょうのTはいいよ」と、不振の大砲を励ました。その選手が無安打で好機をつぶした上に失策では、報われない。
しかも、セットアッパー佐藤達が試合前、腰痛で登録抹消。9日ロッテ戦、12日楽天戦と敗戦投手に。厳しい場面での登板を重ね、全身に疲労が蓄積した。森脇監督は「みんなでカバーする。定められた期間で整うと思う」と最短復帰の見通しを明かした。昨年他球団の脅威だった鉄壁の救援陣は、馬原以外はだれもいなくなった。【堀まどか】




