阪神がチーム低迷の原因を一気にぬぐい去った。初回の無死満塁チャンス。主砲マウロ・ゴメス内野手(30)から3連続適時打が生まれた。新上位打線が作り上げたフルベース。苦しむ中日山井の外角129キロスライダーを左前に打ち返した。「チャンスでランナーをかえすという自分の仕事を果たせて良かったよ」という4番の打点で3月31日ヤクルト戦以来の初回得点をゲット。また満塁ができた。
続く打席には前日15日に8回の勝ち越し機をつぶした5番マット・マートン外野手(33)が立った。2夜連続で名古屋のファンを裏切ることはできない。「外寄りのボールに対して、逆らわずに打ち返せたよ」。いつもの右打ちがよみがえる。追い込まれながらも高めに浮いた変化球を右前に運んだ。9試合ぶりの打点を挙げれば、もうイケイケだ。また満塁。6番福留孝介外野手(37)も左前適時打で役者が任務を遂行。実は前の試合まで8者連続凡退中だった満塁の呪縛を解いた。今季打順不変の3人は振り返る。
ゴメス みんなでいい形でつなげられたよ。
マートン 僕より前のバッターがみんな打っていたし、自分も続けて打てて良かったよ。
福留 前のバッターに続いていこうと。それだけを考えていました。
気持ちを1つにした適時打リレー。初回4点の速攻が決まった。【松本航】



