西武のエース岸孝之投手(30)が得意の尾張名古屋で今季の初陣を飾る。左脇腹痛で開幕目前に離脱したが、4日の中日戦(ナゴヤドーム)で初先発予定。1日、西武プリンスドームで調整後「自分にとっての開幕戦を堂々と投げたい。緊張してます、というのが出ないようにポーカーフェースで」と初登板に漂う空気を想定して意気込んだ。
好データが後押しする。中日戦は過去8戦で6勝無敗。特にナゴヤドームでは3戦3勝で、2戦連続完封を含む21回2/3連続で無失点中だ。「あの球場は好きなんです。広いし、マウンドも高い。本拠地を除けば一番好きな球場です」。大好きなマウンドで気持ちを高め、セ・リーグNO・1の打率を誇る恐竜打線に立ち向かうことができる。
前回ローテ順の5月28日の巨人戦はベテラン西口が務めたが、郭との先発争いの末に2軍行きとなった。岸は偉大な先輩と開幕2カ月を2軍で過ごし、「ずっと一緒に下でやってきた。本来なら西口さんが投げる順番。だからやらないといけない」。いろいろな思いを背負い、エースが右肩を振り抜く。【広重竜太郎】




