DeNAが5月5日以来守ってきた首位から、ついに陥落した。左太ももを痛め、4月22日以来の復帰先発となったモスコーソが2回4失点で降板する誤算。打線も左太ももを痛めたロペスが4試合ぶりにスタメンに戻り2安打したが、4月18日以来今季4試合目の完封負けを喫した。
交流戦で流れが変わるジンクスが現実となり、3カード連続の負け越しとなった。中畑清監督(61)の表情は、いつになく厳しい。「モスコーソに大いに期待したけど、気持ちの入らない姿勢で4失点。今日の大切さからすると…」と珍しく言葉を濁した。
負の連鎖が影響した。左足首痛から梶谷が復帰した5月24日に筒香が右太ももを痛めた。29日のロッテ戦からDHで出場したが、翌30日にはロペスがリタイアする不思議な負傷リレーだ。誰も致命傷ではないが、ジワジワ勢いが失われていったのは確かだ。
中畑監督はさっそく動く。「今がどん底。踏ん張りどころ。これまでも小さな波で抑えてきた。どうやって良いときの流れにもっていくか」と、倉本に代えてムードメーカーの飛雄馬を昇格させる。「こういう時はオレみたいなヤツが欲しいのよ。ムダに元気のいいヤツ」と、消沈気味のベンチに活気を吹き込む役目を期待する。
2位転落については動じない。「陥落とは思っていない。また上がるチャンスがあるということ。あしたからが本当に大事」。西武との最終戦では、満を持して筒香を左翼に入れスタメン復帰させる方向。再び首位を目指す。【矢後洋一】



