一気に攻め込む絶好の場面が一瞬でつぶれた。巨人は2点を追う8回無死一、三塁で、5番アンダーソンがロッテ大谷のフォークを引っかけた。二ゴロ併殺の間に1得点も、ベンチに笑顔はなかった。5試合ぶりに先制しつつも逆転負け。原辰徳監督(56)は「もう1本出ればね」と冷静に振り返った。
クリーンアップが機能しない。3番亀井は先制打を放ったが坂本とアンダーソンを含め、ここ10試合で計8打点にとどまる。11日に4安打4打点の堂上ら2軍からの昇格組は元気だが、主軸が上向かない。この日、札幌からの帰京前に原監督は「2軍から上がってきた選手が活躍する。(他は)何をしているんだって感じだな」と語った。もうひと押し、足りなかった。
前回4日のオリックス戦で完封勝利のマイコラスも5失点と、先発陣に疲労が出る時期にさしかかる。川相ヘッドは「チームで戦わないと。1点の取り方を突き詰めないといけない。打つ指示を徹底していく中で、しっかりミートすることが大事」と打開策を挙げた。坂本は「あと1本が出ないのは選手全員が分かっている。反省するところはしっかりして頑張りたい」と顔を上げた。【浜本卓也】




