ギータがおとこ気出場で意地をみせた。11日阪神戦で左手首付近に死球を受けたソフトバンク柳田悠岐外野手(26)が、広島戦にフル出場。広島出身で、幼少期から憧れだった黒田から2安打を放った。
広島は交流戦で最も楽しみにしていた相手。初回1死二塁からで右前打を放ち、二盗にも成功。6回にも1死一塁で左前打。守っても4回にセンター前方への松山の打球を俊足を生かしてキャッチするなど、走攻守で力を発揮した。
「(腕は)集中していたし、大丈夫です」。黒田から絶賛されたことを伝え聞いても「リップサービスでしょ。負けたので悔しいです。コントロールがいいし、打ち取り方もある」と、笑顔はなかったが、メジャー帰りのベテランを驚かせたことは間違いなかった。
打撲と診断された患部は腫れた状態で痛みもあるが、練習でもフルメニューをこなし、出場を志願。首脳陣は柳田欠場も想定し、3番中村晃プランも用意したが、その心配を払拭(ふっしょく)。工藤監督も「押し込む力で負けないものがある。だから持っていけると思う」と目を細めた。
3万8500人が来場し、今季4度目の満員御礼も、チームが目標とする交流戦全球団勝ち越しに王手をかけることはできなかった。
それでも鷹党にとって、柳田のフル出場は朗報だ。今日13日は自身のプレーヤーズ・デー。チームきっての人気者は、柳田デーのテーマカラー・緑色に埋め尽くされたスタンドを全力で沸かせる。【福岡吉央】



