オリックス金子千尋投手(31)が7回1失点の好投で、チーム今季2度目の3連勝を呼び込んだ。本拠地初勝利となる2勝目。「たくさんのお客さんが来てくれた。こういう日は勝たないといけないと思っていた」。京セラドーム大阪の最大収容人数となる3万6154人が詰めかけた関西ダービー。4回の福留の右越えソロによる最少失点に抑えた。

 “隠し味”が効いた。試合前、女房役の伊藤から提案された。「シンカーを使っていきましょう」。初勝利を挙げた前回6日の中日戦ではほとんど投げなかった球種。伊藤は「真っすぐ系を待っていると思った。カウント球として効果的だった」と明かした。うまく追い込み、今季最多9奪三振にもつながった。

 2試合連続の無四球。いいリズムは今季最多15得点を呼び込んだ。「コントロールは少しずつ良くなってきた。最後までしっかり強い球を投げられた」と金子。今季最多110球を投げたことも大きな収穫だ。

 福良監督代行は「金子はバタバタしたところがなかった。投げるたびに良くなってくる」とたたえた。2日の巨人戦でチームを率いてから5勝6敗。3連敗スタートから押し戻してきた。監督休養という激動があった交流戦を、白星で締めくくりたい。【大池和幸】