ベンちゃんの次は指揮官のメモリアルだ。腰痛のため一時は出場選手登録を外れていた中日谷繁元信兼任監督(44)が15試合ぶりに復帰した。8回にマスクをかぶり1イニング無失点をアシストして「違和感なくできました」と振り返った。最多出場記録までのカウントダウンを再びスタートさせ、野村克也が持つ3017試合まで9に迫った。

 陰の努力を続けてきた。5月29日に監督就任後初めて登録を抹消。交流戦期間中も本拠地では練習前にグラウンドに出て早めに体を動かすなど、準備を進めてきた。今月8日からフリー打撃を再開し、12日に再登録。リーグ戦再開からの復帰も考えられたが、その前に“試運転”を完了させた。

 ただ、試合後の指揮官はさえない。交流戦ラストゲームは楽天のエース則本にわずか3安打に抑え込まれる惨敗。今季6度目のゼロ封負けを喫した。結局、交流戦は7勝10敗1分けの10位でフィニッシュ。就任2年目で初の負け越しに「良くはない」と苦り切った表情だった。

 救いはある。セ・リーグ6球団が交流戦で軒並み奮わず、だんご状態は変わらない。中日は借金5まで膨らんでリーグ5位だが、首位巨人とは3・5ゲーム差のままだ。この期間中に森野、和田が復帰。そしてついに捕手谷繁もグラウンドに戻ってきた。「調子の良い選手もいれば、悪い選手もいる。4日間しっかり調整する」(谷繁兼任監督)。リーグ戦再開は19日巨人戦から。逆襲の態勢は整った。【桝井聡】