夏だ、ゴメスだ、ホームランだ。阪神マウロ・ゴメス内野手(30)が6回1死一塁から、1カ月ぶりとなる貴重な13号2ランでDeNAを下した。97打席ぶりに味わう快感は、横浜スタジアム左翼席最上段に達する推定130メートル弾。「しっかり捉えられたと思う。早く追加点が欲しい展開だったし、いい場面で1本打つことができたよ!」。
今年のゴメスは夏に強い。8月は打率3割8分7厘と絶好調だ。その裏には長期ロード前、甲子園で行ったベルトコンベヤーのような調整法がある。ヤクルト3連戦(7月31日~今月2日)の試合前練習では、普段より約30分早く炎天下のグラウンドに飛び出した。
暑さ対策の点では、逆行しているように見える早出練習。だが、球団トレーナーは「守備、打撃、トレーニングをコンパクトかつ、テキパキとやる意図があるんです」と説明する。場所を転々としながら、地味なチューブトレや、外野でのダッシュなどを従来通りの質で取り組んだ。打撃練習はチーム全体が1人8分から、6分へ短縮していた。複数のメニューを手際よくこなす逆転の発想で、体重と体のキレを維持した。
これで連続試合打点は5に伸びた。和田監督も「4番が決めるとね。これからも効果的な1発を打ってほしい」と期待。ゴメスも「打点を続けられるようにしたい。それが一番大事なことだから」と腕を回した。ロード2カード連続勝ち越しで貯金を今季最大の4にした。2位ヤクルトとは1・5ゲーム差。猛暑の虎が元気だ。



