阪神マット・マートン外野手(33)は格好の“良薬”で復調を目指す。今日15日の中日戦に先発するエース大野は、今季17打数6安打、打率3割5分3厘、1本塁打とお得意様。この話題に日本語で「ガンバリマショウ」と腕まくりした。
優勝争いの佳境だが深刻な打撃不振に陥っている。その発端は「ストライクボール病」だ。球審の外角球の判定に過剰反応する悪癖を露呈。前日13日の広島戦は2打席連続見逃し三振し、薄ら笑いを浮かべる光景があった。ゴメスの打席でも不満を募らせ、ベンチから絶叫。今成が止めに入る一幕もあった。和田監督も「メンタル面だな」と指摘していた。
不動の中軸だが、9月の月間打率はわずか1割6分7厘にとどまっており、戦いに深刻な影響を及ぼしている。M砲の復調なくして優勝なし。チームの命運を握る存在だけに、7月8日に大野から甲子園中堅へアーチを懸けた好相性ぶりを生かしたい。「いい状況で(打席が)回ってくる時はあると思う。相手も細心の注意を払ってくるだろう。チーム全員で勝ちにいきたい」。取りこぼしが許されない下位との対決は、マートン自身の意地をかけた戦いでもある。【酒井俊作】



